潮騒を読んだ。

一文あらすじ・・
もの静かだが、正直で気力にあふれた漁師の新治が
最近村に戻ってきた初江と恋に落ち、
障害を乗り越え、ついには公認で婚約する。

スンダールの赤と黒を読んだばかりだったので、
その勢いで読み始めたら、妙に陳腐だった。

解説を見ると、
「この作品は『赤と黒』のように読んではいけない」
と書いてある。(なんだこのタイムリーさは・・)

つまり、本作は小説ではなく物語だ、というのだ。
その視点から見ると、作品が色づき始める。生き生きとしてくる。

少年が出会い、恋し、悩み、働き、そして知る。

そういう物語だったのだ。

赤ずきんは物語であって小説ではない。
そういう素朴な力強さを感じる。

照吉は語気を強めた。
「男は気力や。気力があればええのや。

オススメ度★★★

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