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アベ・プレヴォ - マノン・レスコー

2006/12/06

マノン・レスコー
マノン・レスコー
を読んだ。

読んだのは勝見勝訳のマノン・レスコオ(1950年)。

アンドレ・ジッドは一応「フランス十大小説」の一つとしているらしい。

本作は椿姫の中にも出てくる本で、
それをたまたま古本屋の50円棚で見つけたので買ってみた次第。

マノンとグリゥの盲目的恋物語。
グリゥの金が尽きると、他の金持ちに走るマノン、
それでもグリゥはマノンを追いかけ、逢えばやはりグリゥを愛するマノン。
というのが延々続く、ある意味偉大な作品。

事件毎のグリゥの申し開きが、割と納得できたりするところもあって面白い。
特に、美徳に関する親友チベルジェとの議論は興味深い。
宗教的立場の美徳というものは、ただ信仰によってのみ
確かめられるものであるが、恋の幸福は体で感じられるという
グリゥの信念が語られる一幕。

そして、あらゆる罪の果てに、二人はアメリカまで渡り、マノンはそこで息絶える。
まさに地の果てまでも、という感じ。

この本を「慎み深くあれ」の言葉と共にマルグリットに贈る気持ち、
分かりますね・・・。

オススメ度★★

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デュマ・フィス - 椿姫

2006/11/03

椿姫
椿姫
を読んだ。

三銃士やモンテクリスト伯などでお馴染みディマの息子による小説です。

一世を風靡する社交界の娼婦マルグリットと、彼女を愛する青年アルマンの物語。

お金持ちの貴族を相手に、放埓な生活をしていたマルグリットが、
アルマンの愛によって、初めて恋をするようになります。
しかし、娼婦という立場からマルグリットは代償以上の苦しみを味わい、
アルマンも最後まで彼女は娼婦だった、という意識を捨て去ることができませんでした。

世間から見れば蔑まれているマルグリットが、最も強い人間として描かれています。
最初は徒に日々を浪費していたマルグリットが、
アルマンによって心に変化が現れ、最後もまたアルマンによって
高潔の人となっていく様子がすばらしい。

結局、アルマンはマルグリットを愛してはいたものの、最後まで赦しを請い、
マルグリットは最後まで赦し続けました。

序盤に描かれる、やや大げさなアルマンの様子と、
マルグリットの遺した手紙が、最後の最後に生きてきます。

この作品が24歳の時の作品だとは・・・

どんなに美しい決心だって、ばかばかしい鎖だけど、鉄のように丈夫な鎖でしっかりこの世につなぎとめられていて、容易なことじゃ、その鎖をたちきることはできないのよ。
- たびたび、アルマンに忠告するプリュダンス。

オススメ度★★★★

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