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武田保真 - Linux RAID入門

2007/10/29

必要に迫られて真面目にRAIDを勉強してみることにした。

本書は初めてLinuxでRAIDを組もうとする人向けに書かれていて、
RAIDとは、パーテーションとは、などから説明されている。

特にLinuxにおけるパーテーション、ファイルシステム、デバイス/マウントなどの概念は
Windowsのそれと感覚的に異なる部分も多いので、改めて確認するのに役立つ。

後はRAIDデバイスの構築、障害発生時のディスクの取り外し・追加、
LVM、バックアップについて一通り書かれている。

入門書ということで、必要以上に説明を加えていないので、すらすら読める。
コマンド等も省略されずに紹介されている。

逆を言うともう少し詳細な説明があれば、と思ったりもするが、
直接関係の無いことなので、後は自分で別の本を当たったりすれば良いだろう。

入門書としては最適。

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Mike Gancarz - UNIXという考え方 その設計思想と哲学

2007/10/26

UNIXという考え方を読んだ。

原題はThe UNIX Philosophyとなっていて、
その名の通り、UNIXの哲学がコンパクトにまとめられている。

どんな巨大なもの、自分がまだ接したことのないものにも、
必ずその起源、最初の理念、考え方が存在するはずだ。

もし、それらを知らずに表層だけの現象だけを追うと、右往左往してしまう。

一体、自分は何を相手にしているのか、
その相手がUNIXであるならば、まず読むべき本だと思う。

定理1.スモール・イズ・ビューティフル
定理2.一つのプログラムには一つのことをうまくやらせる
定理3.できるだけ早く試作を作成する
定理4.効率より移植性
定理5.数値データはASCIIフラットファイルに保存する
定理6.ソフトウェアの梃子を有効に活用する
定理7.シェルスクリプトを使うことで梃子の効果と移植性を高める
定理8.過度の対話的インタフェースを避ける
定理9.すべてのプログラムをフィルタにする

この定理を読むだけでも納得できることが多いと思う。
本書では、これらの定理から、その考え方・信念を解説する。

その他、さらなる10の考え方、などを通し、UNIX文化を紹介する。

そしてUNIXの考え方は、今日のWeb開発にも重要なヒントを多く提供してくれる。
・プロトタイプを作る
・小さく作る
・柔軟性を保つ
などなど…

ソフトウェアに完成はない。ただリリースがあるだけだ。

オススメ度★★★★

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ドナルド・D・パルマー - サルトル

2006/11/30

サルトル
サルトル
を読んだ。

「表紙にはBEGINNERSとあるが、どんなものやら…」
としかめっ面して開いてみたら、
あれ、これ、ちくま学芸文庫だったよな、と思うくらいはじけたレイアウト。
つい買ってしまいました。

挿絵が多用され、書体やレイアウトも凝ったものになっています。
最近読んだ中では、挿絵の雰囲気などが
「おもしろい」のゲームデザイン - 楽しいゲームを作る理論
に近いものがあります。一コマ漫画みたいな。
こういうの結構好きです。

パッと見、オカルト本みたいな気がしないでもないですが、
中身は結構噛み砕かれていて、読みやすいと思います。

特に近・現代の哲学に疎い(ちなみに古代、中世も疎い)自分でも
なんとなく概観がつかめた気分。

須田先生は「哲学は知ってる人が解説してくれないと、なかなか…」
とおっしゃっていましたが、確かにそうだなぁ、と思います。
まず全体をなんとなくつかめるものが必要です。

オススメ度★★★

関連記事:
サルトル - 実存主義とは何か
サルトル - 嘔吐

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荻原真 - 西洋哲学の背骨―知っておきたいプラトン、デカルト、カント、サルトル

2006/11/11

西洋哲学の背骨
西洋哲学の背骨
を読んだ。

今年の8月に出た、新めの本。

調べてみたら、著者は大学の大先輩でした(笑)
もちろん面識は無いですけど。

哲学では、先人の仕事を土台にしつつ、それを批判する、
というのを繰り返しているようなことも多いので、
いきなり途中の哲学者から始めても、たぶん分かりづらい。
おおまかにでも哲学史をさらっておくのが良いはず。

本書は何人かの哲学者をとりあげて、
古代から近代までをざっと眺めて見ましょう、という内容。
爺と二人の現代っ子の会話形式で話が進みます。
内容的にはタイトル通り、「背骨」という感じのようです。他の骨は無し。
その代わり分かりやすくなっています。
ソフィーの世界で挫折した人向け。

どうでもいいけど、爺の語尾の「~な」が、とても気になる・・・。
こういうの一回気にしだすと、いつも気になるんですよね。
先生の「えー」の回数数えちゃったりとか・・

オススメ度★★★

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鹿嶋春平太 - 聖書のことがよくわかる本

2006/10/22

聖書のことがよくわかる本
聖書のことがよくわかる本
を読んだ。

聖書を読もうかと思って、少し読んでいたのですが、やはり根底の思想が分からないと、どうしようもないなと思って、簡単な入門書代わりに読みました。
とりあえず以下、自分なりに理解した覚書。
合っているかどうかは確信が無いのですが。

———————

イエスの磔刑は、なぜ我々を救うのか。

■前提
・世界観として、唯一の「創主」と、それ以外の「被造物」の2つしかない。
・人間は当然「被造物」で、原罪を犯したアダムとイヴの子孫。従って、全員に原罪がある。
・イエスは創主の子であり、人間ではない。従って、原罪は無い。

人間は肉体と霊魂の2つで成っており、このうち
肉体には、食べ物などを与えないと滅んでしまいます。
同じように、霊魂にもエネルギーを与えないと滅びます。

で、この霊魂へのエネルギーは創主から得られます。
このエネルギーは波長のようなもので、自分の霊魂エネルギーが100%のときは
創主との波長が完全に合うので、常に100%です。

しかし、創主から意識をそらすと、創主と自分の波長の調和が乱れ、
霊魂エネルギーが減り始めます。この減った状態を聖書では「罪」と言います。

ところで、霊魂エネルギーが100%の状態でない不完全な者は天国へは入れません。
天国は完全な者だけが暮らせるところです。

ところが、人間は生まれながらに罪があります(原罪)ので、
どう頑張っても100%に充足されることが無いわけです。

■原罪とは何か

これはアダムとイヴが有名な「知恵の実」を食べてしまったことですね。
なぜ、これが罪につながるのでしょう。

この実を食べる以前は、善悪の判断は常に創主に仰いでいました。
人が何かを行動するときは、善いか、悪いかの判断で行うので、
人は常に創主と向き合う必要があったわけです。

ところが、知恵の実を食べたことで、もう創主の判断を仰がなくても
自分の知恵で判断できてしまう・・・つまり創主と向き合う必要が無くなってしまったのです。

創主から意識がそれると、どうなるか。
先ほどの波長が合わなくなり、霊魂エネルギーが100%ではなくなるんですね。

これが本人の意思ではどうしようもない、原罪です。

そして、それはアダムとイヴの子孫(つまり我々)は全員持っています。

■イエスによる救い

ここで、最初の問いに戻ります。
イエスの磔刑は、なぜ我々を救うのか。

イエスは創主の子であり、そのエネルギーは100%です。
そして、磔刑によって肉体を維持する必要のなくなった霊魂エネルギーが解放されます。

この解放されたエネルギーを、我々の意思ではどうにもならなかった
原罪に当たる部分に充当して下さい、というのがイエスの救いです。

イエスは創主の子ですので、霊魂エネルギーは無限に湧き出ます。
であれば、放っておいても我々の罪は全部解消されるのではないかと思うのですが、そうでもありません。

それを信じ、受け入れなければダメなのです。

例えば、宝くじが当たったとしても、その当選番号はウソだろう、
などと思っていては、受け取れるものも受け取れません。

霊魂エネルギーも同様です。
ただ、信じる者に与えられるのです。

そのために出家したり、お金を払ったり、修行をしたりする必要はありません。
それらを求めるものは全て疑わしいものだということでしょう。

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吉成順 - バッハの「正しい」聴き方

2006/10/06

バッハの「正しい」聴き方
バッハの「正しい」聴き方
を読んだ。

題名が誤解を招くような気がするのですが、
なんてことはない、バッハと曲の紹介本です。

バッハの人生と曲を時系列で紹介しています。

単に曲を聴くだけでなく、その当時どういう状況にあったのか、
などを知るとまた違った聴き方ができるかもしれません。

そんな感じの気軽な一冊。

オススメ度★★★

ちなみにバッハで一番のお気に入りはマタイ受難曲(Wikipedia)の39曲目。
アリア「憐れみ給え、わが神よ」です。
最初に聞いたのは映画、A・タルコフスキーの『サクリファイス』ですが、
東方の三賢人を背景に流れるアリアが最高なんですよね。

マタイ受難曲 - Amazon

B000062VMC-01-_AA240_SCLZZZZZZZ_.jpgサクリファイス

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Head First デザインパターン

2006/08/31

Head Firstデザインパターン
Head Firstデザインパターン - 頭とからだで覚えるデザインパターンの基本

最近どうも設計に無駄が多い、というかスマートでないなと感じることが多々あり・・
やはりパターンは押さえておかないとダメかなと思い読んでいます。

もっと堅めの本にしようかな、と思って本屋をウロウロしていたら、
こっちが目に止まって購入。

まず、どうしたら効果的に学習できるのか、という内容から始まり、
いろいろと趣向を凝らしてデザインパターンの解説が進みます。

そしてとても分かりやすい(ように思える)。
自己流設計やってきて、なんとなく閉塞感感じている方は是非。

オススメ度★★★★

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