※ネタバレありです

監督 木下恵介
主演 佐野周二 原節子

テレビ(山田洋次監督が選んだ日本の名作100本 喜劇編)でやってたのを見た。
斜陽華族の令嬢と、新進実業青年の結婚をめぐる話。

普段、映画を好んでよく見るほうでもなく、なんとなく見てたのですが。

正直、中盤、特に面白みもなく、見るのやめようかとも思いながら、結局終盤に差し掛かり。
佐野周二演じる石津圭三が、原節子演じる池田恭子との結婚を破談にし、去っていったことに、恭子が気づくあたり。

いくらなんでも、ここで恭子が圭三を追って、めでたしめでたしは無いぞ・・
いやいや、仮にも山田洋次監督が100本に選ぶ作品。そんなことは無い。
きっと、名作に足る、よほどの演出があるに違いない、いや、しかしそんなものがあるだろうか・・
と、必要以上の期待をこめていたのですが・・

惚れております

この演出と演技!この一瞬のために、残り1時間半があったと言っても過言ではない。
たった一言で、平々凡々だった映画が一気に名作の域に達しました。

決して予想外の終わり方ではないのに(いやむしろ予想通り・・)、強烈な印象を残して終わっていく。
久しぶりに感動しました。