しろログ

日々巡り会ったものの感想・レビュー

Month: 9月 2008

BIGLOBEストリーム

BIGLOBEストリームの趣味カテゴリの将棋ニュースプラス

去年始めくらいからやってたらしいのだが、
棋士が棋譜解説してくれる将棋列伝では
藤井九段、加藤九段、木村八段などによる様々な名局の解説が聞けて面白い。

が、動画見るまでちょっと面倒だった。
会員登録とかは無いけど、DRMコンテンツのため、
WindowsMediaPlayer11やコンポーネントのアップデートなど。

分からない人とか、ちょっと見てみたい程度の人は、途中で帰るかも。
このあたりの仕組みはまだまだ改善の余地があるな。

かとりまさる – しおんの王

2004/5~2008/6まで月刊アフタヌーンで連載された将棋サスペンス漫画。
ちなみに2008年3月までアニメもやってて、そっちが先に終わった。

もちろん内容はほぼ同じだが、やはりラストが少し異なる。
コミック版のほうが好き。

原作のかとりまさるは、元女流棋士林葉直子のペンネーム。
11歳で女流アマ名人戦で優勝し、女性ながら奨励会に所属するなどしてるあたり、
小(中)学生の女の子が主人公という作品が妙にリアルに思えてくる。

コミックでは、作中の対局の局面図や解説なんかも載っていて面白い。
特に最終巻では、あの、紫音vs羽仁名人の初手から投了までの棋譜が掲載されている。
(途中の87銀は87竜の間違い?)

アニメ版でもそうだったけど、対局中の迫力がすごいのがこの作品の魅力。
間違いなく将棋が指したくなる一冊。

(個人的に一番印象に残った好きなシーンは決勝対局後のアレだけど(笑))

夏目漱石 – 行人

行人を読んだ。

一郎の苦悩を弟や、一郎の友人の視点から描いた作品。

一郎は苦悩を脱したい、あるいは脱することができるはずなのに、脱しない、そんな人だ。
そして、この苦悩からは逃れられない運命にある気がする。

なぜという具体的な理由は無いのだが、
自分と一郎のシンクロ率がかなり高い気がするので、なんとなくそう思うのだ(笑)

以前、漱石作品が好きな理由に、登場人物中に自分と似た人が出てくるから、
というのを挙げたが、今回は一郎である。

苦悩の原因を探り、解明しようとしてまた苦しむ。
しかも解明したところで、どうもならないのはよく分かっている。

途中出てくる比喩がうまい。
「山がある。その山を呼び寄せるが、山は来ない。だから自分のほうから山へ行く。」
一郎は山を呼び続け、疲れ果てるのである。
そして恐らく自分のほうから山へ行かなくてはならないことを知りつつ、
それでも呼び続けることをやめられない。

周囲から見れば、結局ただの厄介者である。
その厄介な様子が、他人の視点を通じて、表面から内面までよく表現できている。
個人的には結構好きな作品。

ただ、よく分からない人にはよく分からない本なんだろうな、という気もする。

兄さんがこの眠から永久覚めなかったらさぞ幸福だろうという気がどこかでします。同時にもしこの眠から永久覚めなかったらさぞ悲しいだろうという気もどこかでします

オススメ度★★★

関連記事:
夏目漱石 – 彼岸過迄

関連リンク:
青空文庫 夏目漱石 行人

プラダを着た悪魔

プラダを着た悪魔を見た。

見たことなくても、この曲を聴いたことある人もいるんじゃないかと思う。

ストーリー的には「よくあるパターン」ではある。
が、言われてみればよくあるパターンだったな、
と後で気付いたくらい、すっかり引き込まれた作品。

王道パターンって難しいけどうまく表現できれば、
最高の作品に仕上がると思う。

シーンの緩急の付け方(テンポ)と、正確な人物描写が良い。
なんでもない基本的なところだけど、いざ実現するのは難しい。
逆に実現できていれば、それだけで面白い作品になるんだと思う。

作りとして、「問題発生&その解決」の連続というのは
結構目が離せなくなるポイントだと思った。

上司からの無理難題をいかに処理するか、というシーンが目につくが、
この辺、社会人であればつい、自分だったらどうするか、
なんて考えたりするんじゃないかと思う(笑

内容的に目が離せないところへ、ファッションショー並に
目まぐるしく衣装を変えたアン・ハサウェイが登場するのだから、
これはもう最初から最後まで飽きることが無い、というわけだ。

ファッションに特に興味の無い自分が見て面白いと思うのだからすごい。
というかファッションの映画だと思ってたけど、そうじゃなかった。

これはおすすめです。

オススメ度★★★★

関連リンク:
公式サイト

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