しろログ

日々巡り会ったものの感想・レビュー

Month: 11月 2007 (page 2 of 2)

PLAYSTATION 3

PLAYSTATION 3を買った。

10日にAmazonで買って、11日の朝届いた。
Amazonは発売日には届かないと思ってただけに、ちょっと見直した。

いわゆる新型PS3だが、
従来のと主な違いは、PS2互換が無いくらい。HDDは40GB。

値段以外にも380Wの消費電力が280Wになってたりとメリットもある。
サーバーとして遊んでみたい人には嬉しいメリットだと思う。

自分がその一人なわけだが(笑

とりあえずオマケで付いてきたブルーレイ版スパイダーマン3を見てみる。
すばらしー。もうDVD買いたくないわー。

にしても、この静音性はさすが。Xboxとはえらい違い。
大きさや重さは負けず劣らずだけど、アダプタが無い分すっきり。

ゲームは一本も無いので、
とりあえず、グランツーリスモ5のデモを落としてやってみた。
なんかジャギってるな…全体的に頑張ってる感が出てる気が…
うーん。

さっさとやめて、Linuxのインストール。
Fedora8入れようとしたら最後のインストール付近でフリーズ。
パッケージのどれかがいけなかったのだろうか。

6とか7なら入りそうだったけど、DVDのisoを落とすのが疲れたので、
Ubuntuの7.04
PlayStation 3 server install CD
というのがあったので、これを利用。

入ったー。

会社の人と「そういやPS3だとCPU何個になるんだろ」みたいな話して気になってたので、topコマンドで確認してみると、なんと2個。

非対称だから、まさか7個とかは無くて、やっぱ1個かなと思ってたら…
2個ってなんだ?

PS3 Linux で PPU が 2個の CPU に見えるのは、このように HT のような2本のスレッドが走るためです。
PS3 PPU は速いのか

へー。

関連記事:
Xbox360買った

関連リンク:
PLAYSTATION3 Linux Information Site

カミュ – 幸福な死

幸福な死を読んだ。

メルソーが富裕な知人ザグルーを殺して金を奪いながらも、最後には幸福な死に至るという、お話。

金、時間、幸福、死というキーワードが興味深い。
いちいち納得できることが多いのだが、やはり幸福と死という概念が難しい。

とりあえず、そもそも幸福とは何かというのは、またの機会に考えることにしておいて、
金と時間、幸福への意思について考えてみる。

ぼくらは自分たちの人生をお金を稼ぐことに費やしてしまうんだ。
本当なら、お金によって時間を買わなければならないときにね。

多くの人々は生きるためにお金が必要で、
お金を得るために自分の時間を切り売りする。
そうして、生活とお金が均衡して存在するが、時間のみが消費され欠乏する。

時間が幸福へ至る条件だとすると、
このような人生に幸福は無いと考える。

なにもぼくは、お金が幸福を生み出すなんていうことを言いたいんじゃないんだ。
ただぼくは、或る階級にあっては、幸福になることは(時間が持てるという条件で)可能であり、お金を持つということは、その人をお金から解放することだと思ってる。

要するに2億円くらい持っていて、
つつましくしていれば60年くらい何もしないでいられる。

労働(で時間を消費する)という、お金の代償から解放され、
幸福へと至る条件である時間を得ることができるということだ。

そして、メルソーはザグルーの金を奪う。
それはつまり、時間を手に入れたのと同義である。

さて、お金から解放され、
膨大な(人生が終わるまでの)時間を手に入れたメルソーは、
後はひたすら幸福を求めれば良いこととなる。

時間を持つということは、経験のなかでも同時に一番素晴らしく、一番危険なことであることを彼は理解していた。

時間を持つのは素晴らしいことではあるが、
今度は時間の空虚さに耐えなければならない。
一歩間違えれば、堕落への道を転がり続けることになる。

時間があったら、あれやろう、これやろう、と思ってたのに、
いざ時間ができるとゴロゴロして過ごしてしまう、というやつだ。

かれにとってもまた、再開や、出発や、新しい生活は、それなりの魅力を持っていた。
だが幸福がそうしたことに結びつくのは、怠け者と不能者たちの精神のなかだけでしかないことをかれは知っていたのだ。

再開、出発、新しい生活は、そうした堕落から逃れる最も簡単な方法である。
いわば人生の暇つぶしができる。
しかし、それは幸福に至ることはない。

圧倒的な時間の中で幸福を見出すことができるのか。

幸福もまた長い忍耐なのだよ。

幸福は、ひとえに「幸福への意思」によって初めて見出せる。
時間の圧力に耐えられない者は「諦めの意思」によって、怠惰な幸福に甘んじる。

幸福への意思を持つことの大変さに気が付くと、
特別不幸でなければ特別幸福でなくても良いんじゃないかと思ったりする。

そして青い鳥が身近にいることを発見することにする。

童話では、ここでめでたしめでたしなのだが、実は違う。

身近に発見したはずの青い鳥はすぐに逃げていくのである。

オススメ度★★★

風景

電車の扉の前に立っていた子供が、外を眺めてつぶやいていた。

「近くは速い…、遠くは遅い…」

子供のほうが現象学的であるというのは本当だと思った。

チャイコフスキー – 白鳥の湖

チャイコフスキーのバレエ、白鳥の湖を見た。
出演はマリインスキー劇場バレエ団。
世界最高とも言われるバレリーナ、ウリヤーナ・ロパートキナがオデット役。

白鳥の湖は機会があれば欲しいと思っていたのだが、
音声や映像の質に二の足を踏んでいた。

本作は2006年の公演を収録したもので、
映像は16:9、音声もDTSサラウンドに対応していたため即決でゲット。
期待通りの内容だった。

関連記事:
Pioneer SE-DIR2000C

ダン・シモンズ – エンディミオン

エンディミオンを読んだ。

『ハイペリオン』、『ハイペリオンの没落』の続編。

いくつもの惑星つながっていた「転移ゲート」が崩壊した後のお話。

ハイペリオンで育った青年ロール・エンディミオンと、アンドロイドが、
かつての巡礼の一人、レイミアとキーツ・サイブリッドの間に生まれた娘アイネイアーと共に
作動しないはずの転移ゲートを潜り抜けて惑星を旅する。

世界観が強烈かつ完成されているので、
ハイペリオンの没落を読んでから1年以上経ったけど、
その時の話を思い出しながら読めた。

最後の戦闘の盛り上げ方は最強。

オススメ度★★★

ちなみに、「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」「エンディミオン」は、
作中にもしばしば出てくる詩人ジョン・キーツによる詩の題名。

とても長い詩のようだが、上記の本で各詩の抜粋が読める。
英文との対訳なのでオススメ。

関連記事:
ダン・シモンズ – ハイペリオン
ダン・シモンズ – ハイペリオンの没落
神林長平 – 死して咲く花、実のある夢

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