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日々巡り会ったものの感想・レビュー

Month: 3月 2007 (page 1 of 2)

森鴎外 – 青年

青年
青年
を読んだ。(写真は岩波文庫)

教養小説と呼ばれている小説。
主に小説家志望の主人公純一の視点から、
思索や議論、女性関係、考察がつづられている。

ところどころフランス語混じりなのが読みづらい・・
それともこの程度のフランス語は必修なのかなー。

以下、夏目漱石をモデルとした登場人物が言った
「新人」あるいは「新しい人」(ニュータイプ?)
についての、純一と友人大村の議論で。

捕われるのですとも。
縄が新しくなると、当分当たりどころが違うから、
縛(いましめ)を感ぜないのだろうと、僕は思っているのです

求め、打ちたて、破壊する。

このサイクルは世代を超えて行われるのはよくあるけど、
一人で実践するツワモノもいる。

どっちがいいとかは無いと思うけど、
打ち立てたものを破壊するのは、
なかなかできることではない。

そういう意味で、新人とは言っても、
破壊的な新人というのは日本では少ないですね、
という話が展開されている。

日本の新人について、

縛られた縄を解いて行くところに、
なる程と思うところはありますが

という評価。
この辺は日本人気質か。

中庸の精神とか、繊細なバランス感覚は
確かに刺激は少ないけど、それはそれで面白い。

人の心を動かすほどに徹底するのは困難だろうけど。
ゴルディアスの結び目をほどいちゃったとか、その位を目指したい・・

オススメ度★★

関連記事:
夏目漱石 – 三四郎

サルトル – 実存主義とは何か

実存主義とは何か
実存主義とは何か
を読んだ。

実存主義に対する批判への反論、という形で語られている。

人間の本性は存在しない。
(略)
人間はみずから造るところのもの以外の何者でもない。
以上が実存主義の第一原理なのである。

人間は自由の刑に処せられている

選びたまえ。つまり創りたまえ

などなど、サルトル哲学の有名所がいろいろ。

人間は望んでこの世に出てきたわけでないのに、
存在し、常に自由であり、かつその責任は全て負わなければならない。
それが「自由の刑」。

自由であることは、同時にとても不安でもある。

自由の刑による不安を軽くするために、決まりごとを沢山作って
あたかもそれが必然であるかのようにふるまう。
(会社に行く、クレジットの支払いをする、食事をする…)

そうして自由を排除し、不安を最小限にし、
隙間があれば、自らの責任において、ルールを選択する。

その総和がその人そのものであり、自らを創るということである。
そして、自らの選択したルールに従ってできた、
いわば「役」を演じることになる。

この「役」は人間本性とは関係無いので、
簡単に置き換え可能である。

だから、映画や小説やゲームの主人公と、自分を置き換えるのは難しくない。

元々が役者なんだから、新しい舞台ができれば、
いくらでも新しいルールで自分を再構築できる。

ある程度できあがった役割を大きく変えるのはきつい。
それまでの選択が、次の選択に影響を与えるので、
容易には大きな転換ができない。

ルールで固めた役割に不安は無いが、
いささか窮屈で、思い通りにならない不満はある。

それを文字通り、新たな創造で解消することもあれば、
単に「置き換え」で満足することもある。

人は皆、選択によって、自分というものを創造している。
人は自由という刑、つまり不安を逃れるために、
創造せずにはいられない。

創造の場、事実上の現実(ヴァーチャルリアリティ)さえあれば、人は創造する。

オススメ度★★★

関連記事:
サルトル – 嘔吐
ドナルド・D・パルマー – サルトル

Apolloで15パズルアプリ

なんだか、Apolloいじる前に、Apollo FAN作ってたけど、
ようやく、作りましたとも。

うりぼう15パズルのApolloアプリ移植版です。

思ったより楽に移植できました。
HTML・CSSとJavascriptコピって、不要なとこ削ったりして終わり。

早!

このスピード感がいいですね。
Javascriptの動きも問題なし。

ダウンロードはこちらから(配布中止)

適当に触って、適当に動いちゃうのがすごいなー。

Adobe Apolloアプリ専用アップローダー

HTML、CSS、Javascript、FLASH、Flexなど、
Webでおなじみの技術を使って、デスクトップアプリが開発できる、
AdobeのApolloですが、そのApollo専用のアップローダー的サイトを作ってみました。

Apollo FAN(閉鎖)

まだアルファ版が出たばかりですし、
これから先、ちゃんと公開・流通させる仕組みも整いそうな気がしますが、とりあえず。

アップできるのは、1アプリあたり10MBまで。
アプリ数は無制限。

辞書付きRSSリーダー G10 Reader

辞書機能が付いたRSSリーダーG10 Reader

文章中でダブルクリックをすると、単語が自動選択されるという機能を生かして、
記事中の単語をダブルクリックすると、その単語で辞書を引いてくれます。

英語・英英・ウィキペディア・Wikipediaをまとめて表示。
これは手軽で良い。

英語で書かれたブログを読むときに便利。
日本語でもできますが、あまりうまくいきません。

なお、現在ベータ版で、
メールアドレスに「+」があるとメールが来なかったり、
OPMLによるインポートがうまくいかなかったり、
小窓のデザインがMacのパクリだったり、
(僕にとっては)サイトの幅が広すぎて横スクロールバーが出たり、
使いづらいところも多いですが、ちょっと注目。

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