2006 11月 - しろログ

宮部みゆき - R.P.G.

2006/11/05

R.P.G.
R.P.G.
を読んだ。

短編には長いし、単行本にするには短いという、中編くらいの小説。
ということで、文庫書き下ろしだそうですが、さくっと1日で読めました。
ネットのコミュニケーションをうまく取り込んだ作品。

ミステリーものはあまり読んでないので、
こんなルールがあるとは知りませんでした。

地の文では虚偽の記述をしてはならない

自分は犯人当てとか、あまり興味が無いので気にしていませんでしたが、
確かに、言われてみれば、そうですよね。

ミステリの醍醐味は、嘘をつかないで読者を騙すという綱渡り的な記述の妙にある

なるほどね。

以下ネタバレになってしまいますが、
本書にもこのルールに違反する箇所があるようです。
「実は○○だったんだよー」みたいなやつでしょうかね。

ただ、インターネットというテーマには合っていて
面白いんじゃないかな、とも思います。

家族という役割を演じた人たちを演じるという
二重の「R.P.G.」が良いですね。

オススメ度★★★

表紙:Paul Klee

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カテゴリ:, 小説, ミステリー

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MacBook + Parallels Desktop

2006/11/04

MacBook
Apple MacBook
を買ってみました。

何年ぶりかで秋葉原へ行ったのですが、とんでもない変わり様でした。
あの駅前なんて、なんだか近代的になってしまいましたし、
オサレなカフェとかなんなんでしょう(笑
噂に違わず、メイドさんみたいのがいたるところにいるし。

子供のころ感じたワクワク感とかなくなってしまいましたね。
街だけでなく、自分も変わったというのはあるんでしょうけど。

それはさておき、Macですよ。ついに私もマカーです。
と、言いつつこの記事はWindowsで書いているのですが。
MacBookにWindowsを搭載して、そこから書いているのです。
これがしたくて、MacBookにしました。

Parallels Desktopが正式リリースし、かなり使えるらしいということでしたが、本当に使えるっぽい。
日本語版も近く出るようです。

今のところ、WinXPとFedoraCore5を入れてみましたが、
ほぼ動いています。SP2入れるときとか、システム周辺いじる時に
多少動作が遅かったり、時間かかったりとかありますが、
動作そのものは特に問題なし。

スペックはCPU2Gのタイプで、メモリは1Gで動かしてます。

MacでWindowsを使う際に地味に困るのがキーボード。
日本語の入力モード切替とか、Winのキーボードに普通にあるボタンが無いですからね(笑
とりあえず、フリーでAppleKbWinというのがあったので、これを使うことにしました。

これでWebサイトの動作確認、Win、Mac、Linuxが一台で完結してしまいます。
MacBookサイコーです。

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デュマ・フィス - 椿姫

2006/11/03

椿姫
椿姫
を読んだ。

三銃士やモンテクリスト伯などでお馴染みディマの息子による小説です。

一世を風靡する社交界の娼婦マルグリットと、彼女を愛する青年アルマンの物語。

お金持ちの貴族を相手に、放埓な生活をしていたマルグリットが、
アルマンの愛によって、初めて恋をするようになります。
しかし、娼婦という立場からマルグリットは代償以上の苦しみを味わい、
アルマンも最後まで彼女は娼婦だった、という意識を捨て去ることができませんでした。

世間から見れば蔑まれているマルグリットが、最も強い人間として描かれています。
最初は徒に日々を浪費していたマルグリットが、
アルマンによって心に変化が現れ、最後もまたアルマンによって
高潔の人となっていく様子がすばらしい。

結局、アルマンはマルグリットを愛してはいたものの、最後まで赦しを請い、
マルグリットは最後まで赦し続けました。

序盤に描かれる、やや大げさなアルマンの様子と、
マルグリットの遺した手紙が、最後の最後に生きてきます。

この作品が24歳の時の作品だとは・・・

どんなに美しい決心だって、ばかばかしい鎖だけど、鉄のように丈夫な鎖でしっかりこの世につなぎとめられていて、容易なことじゃ、その鎖をたちきることはできないのよ。
- たびたび、アルマンに忠告するプリュダンス。

オススメ度★★★★

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カテゴリ:, 小説, 4つ星以上, 恋愛

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良書を読むための条件

2006/11/02

良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。
- アルトゥル・ショーペンハウアー

最近は1週間に1冊のペースで読むよう心がけているのですが、
よくよく考えると、このペースだと1年で52冊しか読めない。
10年でも520冊、50年でも2,600冊…。

といったようなことは、買書にまつわるエト・セトラ(前篇)にも書いてあります。
国会図書館の蔵書は645万冊とも言われていて、
1日1冊読んでも17,600年以上かかるとか。

冒頭の言葉については、

ぼくのにらむところでは、これは存分に「悪書」を読んだひとにこそ吐けるセリフである。

ということなのですが、これはその通りかもしれない。

しかも、自分にとって何が良くて、何が悪いかは、
他の人に教えられるものでもないのだから、
やはり巡り合いに期待して読み続けるしかなさそうですね。

ちなみに、良書と悪書と題して、先生も語っておられるのですが、
この中身があるのだか無いのだか微妙な文章は面白いですね。

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