箱庭ノベルズ - しろログ

ダン・シモンズ - ハイペリオン

2006/07/30

ハイペリオン
ハイペリオン
を読んだ。

これはやばい!
ジャンルはSF小説。
なんかSFや未来フィクションって、あまり興味無かったのですが、これは面白い。

あとがきにもあるのですが、「序破急」な構成が良い感じ。
最初、風景などの描写がしつこい感じなのですが、
中盤から終盤まで、読み出したら止まらない。それが6話続きます。

特に面白いと思ったのは「時間」の感覚。
一つの惑星にずっと住んでいるのと、船内生活長い人とでは、年のとり方が違うんですよね。
というのも、宇宙を移動するのに、遠い惑星へ行く時などは、冷凍睡眠するか、
光速に近い速度で移動しなければならず、
どちらの場合も、何もしない場合に比べて年をとるのが遅れるわけです。

そうすると、船の人にとっては1ヶ月ぶりに来た惑星でも、
その惑星の現地時間では10年が過ぎているということもあります。

作中では、標準時間、船内時間、現地時間などが出てきますが、
広い宇宙の中に存在する、この時間感覚のごった煮が面白い。

皆が「今」「ここ」に集まっていることが奇跡的、とでも言いますか・・
絶対空間や絶対時間なんてものは無いんだ、というのが妙にリアルに表現されています。

けど、こういうネタはある程度、前知識がいるんじゃないかなぁ、と思ったり。
自分は以前、宇宙やら素粒子やらちょっとかじっていたので、
なんとなく想像しながら読めたのですが、それ無しだとどうなんだろう・・。

ちなみに現在、続編『ハイペリオンの没落』に突入してます(笑)。

オススメ度★★★★

関連記事:
ダン・シモンズ - ハイペリオンの没落

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アーサー・ヘイリー - マネーチェンジャーズ

2006/07/16

マネーチェンジャーズを読んだ。

銀行頭取と、窃盗事件を起こした元銀行員と、悪の組織のストーリー。
話としてはまあまあ。文庫で上下2巻だけど、ちょっと読みづらいかった・・
2巻の後半は割と普通に読めましたが。

親子3代に渡る頭取職が他の者に移り、銀行としての舵取りをどうするのか、というのはよくありそう。
利益と権力を優先させたが故の世界的な大企業との過剰取引、
そして同社倒産の噂など、インサイダー視点が面白い。

オススメ度★★

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カテゴリ:, 小説, ミステリー

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城山三郎 - 黄金の日日

2006/07/16

黄金の日日を読んだ。

戦国の世を、堺商人の目線で描写しています。

時代の先を読んで投資することの大切さは今も昔も変わらないですね。
ただ、この時代は一歩間違えばお家断絶もありうる、まさに命がけの投資です。

為政者と時代の移り変わりを感じることのできる作品です。
読みやすくてオススメ。

オススメ度★★★

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カテゴリ:, 小説, 教養・その他

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ジェイン・オースティン - 自負と偏見

2006/02/23

高慢と偏見を読んだ。

大学のころ、図書館の本棚の前を通るたびに目についたタイトルだったのですが、ついに手に取らずじまい。

が、先日たまたま古本屋(吉祥寺よみた屋)の50円棚に並んでいたので、購入しました。
(これは新潮文庫の「自負と偏見」でした)

小説はあまり考え込む必要が無い分、サクサク読めるものですが、この本は特に読みやすいものです。

解説にもあったのですが、特に大事件が起こるわけではないのに「次はどうなるんだろう」と読み急ぎ、やっぱり何も起きない。それでも「次はどうなるんだろう」みたいな本です。

人物描写もはっきりしていていいですね。
ブレが無くて、一旦イメージしたキャラクターを最後まで持続できます。

今、プライドと偏見が上映されているようですね。

また、それとは別にDVDも出ているようです。

心に残った一言。

エリザベス:

でも、まだ運がいいほうなんだわ、とにかくなにか不足があるってことは

オススメ度★★★

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