ハイペリオン
ハイペリオン
を読んだ。

これはやばい!
ジャンルはSF小説。
なんかSFや未来フィクションって、あまり興味無かったのですが、これは面白い。

あとがきにもあるのですが、「序破急」な構成が良い感じ。
最初、風景などの描写がしつこい感じなのですが、
中盤から終盤まで、読み出したら止まらない。それが6話続きます。

特に面白いと思ったのは「時間」の感覚。
一つの惑星にずっと住んでいるのと、船内生活長い人とでは、年のとり方が違うんですよね。
というのも、宇宙を移動するのに、遠い惑星へ行く時などは、冷凍睡眠するか、
光速に近い速度で移動しなければならず、
どちらの場合も、何もしない場合に比べて年をとるのが遅れるわけです。

そうすると、船の人にとっては1ヶ月ぶりに来た惑星でも、
その惑星の現地時間では10年が過ぎているということもあります。

作中では、標準時間、船内時間、現地時間などが出てきますが、
広い宇宙の中に存在する、この時間感覚のごった煮が面白い。

皆が「今」「ここ」に集まっていることが奇跡的、とでも言いますか・・
絶対空間や絶対時間なんてものは無いんだ、というのが妙にリアルに表現されています。

けど、こういうネタはある程度、前知識がいるんじゃないかなぁ、と思ったり。
自分は以前、宇宙やら素粒子やらちょっとかじっていたので、
なんとなく想像しながら読めたのですが、それ無しだとどうなんだろう・・。

ちなみに現在、続編『ハイペリオンの没落』に突入してます(笑)。

オススメ度★★★★

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