寛斎というのは声の大きな人で、物言いにかざりがなく、
「トルストイさんというのは、どういうぐあいのお人でしたかい」
と、上総なまりの、餅をちぎって投げるような言い方できいたにちがいない。
司馬遼太郎 街道をゆく 15 北海道の諸道

餅をちぎって投げるような言い方、っていうのが、印象に残る。

実際にちぎって投げてるなど、体験として無いが、とてもしっくりくる言葉だ。

餅つきの様子から来ているのだろうか。
餅ついて、ちぎって投げて、丸める、みたいな。

餅をつく、ということ自体が珍しくなりつつある昨今、こういう比喩表現も、パッとは出てこないものになるんだろうね。