佐藤棋聖vs羽生二冠の第79期棋聖戦。

梅田望夫氏が観戦記を書いていて、なかなか面白い。

例えばプロ野球を見る時。『今のは振っちゃダメなんだよ!』とか『それくらい捕れよ!』。サッカーを見る時。『そこじゃないよ! 今、右サイドが空いていたじゃんか!』と言いながら見ますよね。それと同じことを将棋でもやってもらいたいのです。

これは、渡辺明竜王の著書からのようだが、確かに一理ある気がする。

ただ、スポーツが、見ていれば視覚的にどんどん動いていくのに対して、
将棋の場合、自分の頭の中で動きを作らないといけないのだけれど。

あとは重要な要因は解説とか。
例えば、観戦記で紹介されているように羽生先生の「銀」の使い方と、佐藤先生の「桂」の使い方、そんなところが見所です、と解説されるだけで、大分見方が変わる。

特に将棋の場合、スポーツのテレビ中継よりも解説の重要度は高いだろう。
大盤で駒を動かしてみるのは、先に書いた思考(読み)の視覚化という意味でも重要だし、対局者の手が止まってる間は、その解説者の解説がほとんどだ。

よくよく考えると、サッカー一試合見るのと、NHK杯一局見るのと、時間的にはほとんど同じ。
週に1回、観戦するのも悪くないもんです。

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