神林長平 - 小指の先の天使
電子顕微鏡でもそれらを捉えることはできるが、ではそれは、なにを意味しているのか、というメタレベルでの問題をきみは解決しなくてはなるまい
なんと清浄な街
小指の先の天使を読んだ。
新旧の短編が収められている。
やっぱりすごいと思うのは、どの作品もしっかり神林ワールドになってるとこ。
書かれた年代で表現が違う印象はあるものの、
世界観そのものはブレが無い。
が、個人的にはピリッとこなかったんだよなー。
さっきの「世界観」も悪く言うと、
あー、またそれ系の話ね、という感じで。
それでも「抱いて熱く」みたいのは好きだけど(笑
あと、ハードウェアは有限だけど、
計算によって無限を表現している、みたいな考えは面白かった。
まあRPGなんかのゲームに近いものがあるけど。
図書館に並んでる本は実は中身が真っ白で、
誰かが手に取った瞬間に中身が表示される、といった感じ。
実際そういうこと考えたこともあったな。
世界というのは、たった今、自分が見て、聞いてる範囲しか存在してなくて、
家から学校へ向かうと、家は消滅して、学校がその都度、
昨日とつじつまが合うように存在し始めてるんだ、みたいな。
そして、それを反証することはできない、と。
五分前仮説みたいな感じだね。
うーん、同じ短編集なら、麦撃機の飛ぶ空のほうがオススメ。
オススメ度★★
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