アベ・プレヴォ - マノン・レスコー

マノン・レスコーを読んだ。
読んだのは勝見勝訳のマノン・レスコオ(1950年)。
アンドレ・ジッドは一応「フランス十大小説」の一つとしているらしい。
本作は椿姫の中にも出てくる本で、
それをたまたま古本屋の50円棚で見つけたので買ってみた次第。
マノンとグリゥの盲目的恋物語。
グリゥの金が尽きると、他の金持ちに走るマノン、
それでもグリゥはマノンを追いかけ、逢えばやはりグリゥを愛するマノン。
というのが延々続く、ある意味偉大な作品。
事件毎のグリゥの申し開きが、割と納得できたりするところもあって面白い。
特に、美徳に関する親友チベルジェとの議論は興味深い。
宗教的立場の美徳というものは、ただ信仰によってのみ
確かめられるものであるが、恋の幸福は体で感じられるという
グリゥの信念が語られる一幕。
そして、あらゆる罪の果てに、二人はアメリカまで渡り、マノンはそこで息絶える。
まさに地の果てまでも、という感じ。
この本を「慎み深くあれ」の言葉と共にマルグリットに贈る気持ち、
分かりますね・・・。
オススメ度★★
トラックバックURI
http://blog.hakoniwa.net/archives/215/trackback/
