NHKスペシャル「又吉直樹 第二作への苦闘」を見た。

その中での、古井由吉さんの言葉。

小説の面白さというのは破綻の面白さじゃないかな
途中で破綻したのをなんとか
つぶれないようにして乗り切った
そこで火事場の馬鹿力みたいのが出てると
読むほうに感動を与えるんですよ

スランプというのは、かえってスラスラと書けてしまったりして、そういうのは危険だと。
手グセで書いてしまって、無難にまとまるが、進歩も発見も無い、という感じだろうか。

これは小説以外にも、創作全般に当てはまる気がした。

何を作るにしても、作っているうちに、あっちを直し、こっちを直しで、全体としてイマイチな気がするし、新しく作り直したほうが早いと思うことはよくある。
そうして未完の山が出来上がる・・

でも、破綻していいんだ。

そこからどうやって見られるものにするか。

それが腕の見せ所・・

そう考えると、肩の力が抜けるし、やる気が出てくる。

番組の文脈的にも、極意というよりは、励まし的な意味合いが強いのかなという感じだけれども。

まずは完成させる、という観点からも励みになる言葉。